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鍼治療が花粉症に効く3つの理由

" 技術論 "

2014年3月24日

世界が注目している鍼治療の効果

つぼみ_合谷_少商

海外では、鍼治療で花粉症が軽減することが注目され始めています。花粉症の鍼治療は最近始まったものではなく、「花粉症」と言われ始めた頃から行われていました。ただ、得意とする鍼灸院がそれほど多くなかったためか、花粉症の治療としてあまり知られていません。

 

また、鍼治療をイメージだけで怖がる人も多く、花粉症が改善した人がいても、「鍼は怖いから~」と逃げてしまうことが多いのも普及していない理由の一つだと思います。花粉症に鍼治療がよいとわかっている以上、私たち鍼灸師は、鍼灸のありのままを伝える努力を怠ってはいけないと思います。

 

鍼灸を勧められて思うのは「鍼は痛いのではないか…」ということではないでしょうか。この疑問は最後に語ることにして、「鍼治療が花粉症になぜ効果的なのか」という疑問に答えていこうと思います。花粉症専門の鍼灸師として、3つの理由を挙げてみます。

1.肩こりが解消する

pixta_9010327_S_200花粉症と肩こりには深い関係があると考えられています。私たちもこの関係に着目してツボ選びをしています。肩こりは、一言で言えば項(うなじ)から肩甲骨にかけての血行不良で、筋肉が緊張し過ぎている状態です。専門家の視点から一言加えると、肩こりは「こり感」ですので、実際にそれほど筋緊張がないのに肩こりを訴える人と、筋緊張が強いにも関わらず、肩こりに悩んでいない人がいるのです。

 

花粉症を改善させるためには、自覚症状の有無に関わらず、項(うなじ)から肩甲骨にかけての緊張を鍼で緩めて血行を促進させる必要があります。なぜなら、頭部が必要以上に興奮した状態となってしまうからです。興奮状態は顔面部に熱をこもらせて、粘膜を過敏にしてしまいます。その結果、花粉などの飛散物質に過剰に反応しまって、目の痒み、くしゃみ、鼻水などの症状が出てきます。

2.自己調節機能の向上

清々しい女性の写真皮膚は内環境を映し出す器官であると同時に、外環境を得るセンサーでもあります。双方の機能が連動することで、人体は環境の変化に順応していくことができます。皮膚と連続している粘膜は、皮膚より俊敏に反応します。

 

上手な鍼灸というものは、皮膚に適度な刺激をもたらします(厳密に言えば、鍼は筋肉にも届くため刺激は皮膚に限りません)。皮膚は、内臓や脳とつながっているため、皮膚への刺激は内臓や脳に届きます。いっぽう、内臓や脳は皮膚に信号を送って、体温調整や防衛機能を最適化しています。

 

このように、そもそも皮膚刺激というものは、身体の調整機能にダイレクトに関わるものです。気持ちよいと感じる刺激は、たいてい身体にプラスに働いていると考えて間違いありません。不快だと感じる刺激も、そこから逃避するためには必要な情報ですが、さらされ続けると悪い影響を与えてしまいます。

 

ツボを不思議なものと考える人がいるかもしれませんが、簡単に考えれば、よい皮膚刺激を身体に伝えるのに、とても有利なところです。皮膚は見た目は一律であっても平均的に機能しているわけではなく、ところどころに活発に機能しているポイントがあるのです。鍼灸師は、そうしたポイントを指先の感覚で探し、そこを治療点としています。

3.体温が整う

皮膚温度は刻々と変化していることをご存じでしょうか。皮膚だけではなく、上肢(腕)、下肢(脚)の温度も常に温度が変化しています。逆を言えば、温度が安定しているのは、体の深いところだけなのです。深部の温度が変わるのは、風邪を引いた時などです。「発熱」と言われるものは、これは深部の温度が高くなることを指します。

 

失敗をして(恥ずかしくて)耳が赤くなるのは、耳の温度が上がっていますが発熱とは言いません。深部の温度に変化がないからです。冷えも同様に考えることができます。深部の温度は低いのは低体温症、手足の温度が低いだけなら冷え性です。

 

花粉症の顔の熱

東洋医学的な視点でみると、大切なのは深部の温度だけではありません。体温計で計れない温度を知ることがとても重要なのです。表面温度(深部温度に対して)の変調は、体調の表れだと考えます。鍼灸治療においては、表面温度を整えることが治療効果を知る上で大事な指標になります。

 

ツボを刺激することで、冷えていたところが温まる、熱いところが冷めていく、という現象を追いかけることができます。上手にツボを使うと体温はその場から整っていきます。

 

花粉症で悩んでいる方が感じている、お顔や頭に感じるモワッとした熱感。これは体温調整が行き届かず熱が余っている表れです。余った熱は粘膜を過敏にしてしまうため、くしゃみや鼻水にを招くのです。体温が整ってくると、粘膜が過敏になるようなことはなくなり、花粉症とサヨナラできるのです。

最新の鍼治療

超微細鍼を貼る様子

薬に頼らずに花粉症対策がしたいと思っていても、鍼治療が怖くてその一歩が踏み出せない方も多いと思います。そこで考案したのが、シール型の超微細鍼のみを使った花粉症治療です。従来通りの鍼治療で成果が出ていた方法を、全く痛みを感じないシール鍼で効果が出せるように工夫を重ねたものです。

 

この技術の開発によって誰でも不安なく鍼治療で花粉症対策ができるようになりました。小学生から受けられます。

 

◎関連ページ≫カポスの花粉症治療

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Acupuncture for Allefgies(英語のサイト)
この記事を書いた人

はりきゅうルーム カポス オーナー(鍼灸師)

群馬に拠点を置き、東京と往復しながら慌ただしく仕事しています。効果がわかりやすい鍼灸を求めて研究の日々。その成果をカポスにどんどん投入しています。

 

養気院 院長

株式会社 活法ラボ 代表

・一般社団法人 整動協会 代表

 

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